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2勝3敗

2016年11月22日
11月18〜20日、長崎県五島列島の福江島で開催されたシマノジャパンカップ磯釣り選手権全国大会に行ってきました。

五島の海は、これまで何度も撮影で訪れたことがありますが、実際に自分で竿を出すのは今回が初めて。五島福江空港に降り立った自分が、カメラを持たず、釣り道具だけを持っていることに、大きな大きな喜びを感じました。
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できれば、大会数日前に入って、福江のフィールドを知っておきたかったのですが、前日まで撮影で方々を飛び回っていて、それどころではありませんでした。

大会は、予選やセミファイナルとはまったく異なる緊張感に包まれて進行していきました。二人一組で磯に上がり、28cm以上のグレを相手より1gでも多く釣るマンツーマン対戦。前半50分、5分の休憩を挟んで後半50分、合計105分の試合を、初日に3試合、2日目に2試合します。勝てば、勝ち点3、負ければ0。勝ち点が多く、かつ対戦相手との重量差が開いた方が優位になります。

緊張と期待が渦巻く中で始まった試合は、まさに真剣勝負。終始、気持ちが前のめりになっていました。第一試合は大差で負け、第二試合は10g差で負け、第三試合は大差で勝ち、第四試合は大差で負け、第五試合は少しの差で勝ち。結果は2勝3敗。24選手のうち15位とパッとしない成績に終わりました。
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優勝は、昨年3位でまだ23歳の藤原誠太さん、準優勝は第一試合で私をコテンパンにやっつけてくれた岡山の小谷さとしさん、第3位は大分の染矢正昭さんです。詳しい成績はシマノのホームページをご覧ください。
http://fishing.shimano.co.jp/event/2016/japan_cup/iso/result/index.html
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福江の磯は潮流が刻一刻と変わり、普段、私が通っている釣り場とはかけ離れた難しいフィールドでした。上位に食い込んだ選手は、全国大会の常連が多く、やはり福江の磯を熟知している方々でした。

グレの魚影が濃く、口太も尾長も混在したエリアで勝ち抜くには、中層に浮く尾長をかわして、その下にいる良型口太を狙って重量を稼ぐことが絶対条件になります。ウキを沈めて、ラインの走りでアタリを取るスタイルの方々が上位を独占されていて、その繊細なフカセ釣りのレベルの高さに圧倒されました。

私は、これまで続けてきた水中撮影の経験から、グレが食った瞬間のアタリを目で見て掛け合わせたいというこだわりがあり、試行錯誤してつくりあげた棒ウキ×水中ウキの仕掛けで挑みました。残念ながら、全国大会ではこの仕掛けの強さを証明することができませんでしたが、福江のフィールドをもっと研究して、仕掛けや攻略法をアジャストしていけば、もう少し違う結果が得られるように思っています。

5月に開催された予選、6月のセミファイナル、そして11月の全国大会と、心地よい緊張感が続いた半年間でした。このような夢舞台を30年以上にわたり継続して開催していただいていることに、改めて敬意を表します。
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釣り雑誌の記者時代、報道関係者として外側から取材撮影していた全国大会。その内側に飛び込んでみて、強者たちの本当の強さを垣間見ることができました。この経験を次に生かして、また来年もチャレンジしていきたいと思います。