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夢の舞台へ

2016年06月20日
6月18日、三重県尾鷲で開催された「シマノ・ジャパンカップ磯(グレ)釣り選手権」のセミファイナル大会に出場し、優勝という予想もしなかった成績で、初めて全国大会への切符を手に入れることができました。
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竿を出している間、釣果を出し続けるにはどうすればいいのか、釣れない時間帯に1尾を引き出す方法はないのか、サイズアップするにはどんなアプローチに変えていけばいいのか……。

2011年にサーフェースを設立するという大きな出来事に直面して、なかなか自由に釣りに行ける環境になかった私ですが、その間、ずっとあたためてきたことがたくさんありました。
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REALシリーズという、これまでになかった水中映像中心のDVDをリリースするにあたり、撮影者として釣り人が知りたいことに素直に向き合い、さまざまな試行錯誤と失敗を繰り返してきました。

苦労して撮影した映像には、釣りの上達につながるヒントが数多くあり、それらをひとつでも多くDVDでご紹介するように心掛けてきました。と同時に、いつかは自分の釣りにもフィードバックさせて、自分流の釣り方を確立していきたいとも思ってきました。

昨年から地磯というお気に入りの空間に通い、夜明け前から日暮れまで、本当に自由に羽根を伸ばしながら、あたためてきたことをひとつひとつ実戦して、確証の高い答えを探してきました。

そんな努力が実って、ようやく夢の舞台へ行けることになりました。
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昼過ぎに大会が終了し、ほかの選手や運営スタッフが全員帰られたあと、一人でバッカンを洗いながら、よい結果が出たことをしみじみと喜びました。

その後、通い慣れた場所へ車を走らせ、山中を30分歩いて修行してきた地磯に向かいました。いつもはマキエと釣具の重さに顔をゆがめながら歩く山道ですが、このときは全国大会への認定書が入ったショルダーバッグとドリンク1本だけ。樹木の表情を楽しみながらゆっくり歩きました。

高台の大岩に座り、眼下にのぞむ地磯に結果を報告。潮風が何と気持ちいいこと。その後、ふとした思いつきでスマートフォンを取り出し、人生初の自撮りで記念撮影しました。スマホを何度も落っことしそうになり、これはこれでコツがあるんやなぁ、と妙に感じ入りながら……。
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全国大会は11月19、20日に長崎県五島列島の福江島で開催されます。

結果を求めず、目の前のことにただただ集中して、自分の釣りに没頭する。そんな時間が持てれば、最高に素敵だな〜と思っています。

『アユ友釣りREAL2』のうれしいコメント

2016年06月12日
各地の河川が解禁し、いよいよアユ釣りの本番を迎えつつあります。アユ釣りを覚えるまでは、真夏でも磯釣り師でしたが、炎天下、清流に身をゆだねて目印の動きを追う爽快感を覚えてしまうと、過酷な夏磯にはあまり行けなくなってしまいました。

今春、弊社では高知県四万十川で海産大アユの水中実態を追ったDVD『アユ友釣りREAL2』を発売しました。憧れの四万十川でとらえた水中映像は、見応えも、役立ち度も、前作の『アユ友釣りREAL』を上回ると自負してリリースしました。しかし、「大アユ」にあまり関心がない方が多いのか、反響はいまのところ前作の方が上でした。

まあ、弊社の宣伝力が不足していることは重々承知していますが、流れの強い瀬に潜り、大岩にしがみつきながら、やっとのことでとらえたオトリの動き、野アユの反応、大アユのヒットシーンといった、友釣りの核心にふれる映像が、上達をめざす釣り人のみなさんに、あまり効果的に伝わっていないことに、残念な思いを抱いていました。

オモリを付けたとき、瀬の中でオトリがどんな泳ぎをしているのか、ヤナギやチラシをセットしたとき、ハリがどう吹き流されているのか、オトリの後ろに海産アユがついたとき、どのタイミングで掛かっているのか、またはハリの存在を見破られて掛かっていないのか…。

潜って観察することでしか分からない内容をたくさん収録しています。

そんな折、『アユ友釣りREAL2』を見て下さった上州屋春日部店のスタッフさんが、6月11日付けのブログでうれしいコメントを紹介して下さいました。
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こちらのブログ、ご覧いただければお分かりだと思いますが、本当に釣りに理解のある方が、釣り人目線で商品を見定め、親切丁寧に紹介されています。弊社の商品だけでなく、ほかの日に書かれたブログも同様です。

私は、人に物事を伝える仕事をしているので、このブログを読めば、おおよそ分かるのです、ブログ1本書くのに、どれぐらいの時間や労力を費やしているかが。

このような地道な努力を続けておられるスタッフさんがいると、ユーザーとしては安心ですね。

今回、『アユ友釣りREAL2』について好意的なコメントをいただいたことで、また気持ちを新たにすることができました。釣り人が本当に知りたいREALを、これからも地道に追いかけていきたいと思います。

尾鷲にテスト釣行

2016年06月07日
ジャパンカップ磯のセミファイナルに向けて、会場となる尾鷲湾の雰囲気をつかんでおこうと、時間をやりくりして試し釣りに行ってきました。といっても、本番のステージとなる沖磯ではなく、重たいマキエを担いで、えっちらおっちらの地磯釣行です。

時間や行き先が完全に自分の意思で決められる地磯釣行は、釣りの王道だと思っています。

ここなら釣れそうだというポイントを見つける眼、そこにたどり着くまでの山や磯を歩く力、さらに身の安全に対する感覚。波や風の情報を頭に入れ、荷物を最小限に減らし、釣具と食料をかついで目星を付けた磯に汗をかきかき歩いて行く。

釣れれば意気揚々と、釣れなければ重い足を引きずって帰路につく。すべての行動が、自分にゆだねられているところが、たまらなく好きです。

というわけで、私は若いころから地磯をこよなく愛する釣り師なのです。
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尾鷲湾をのぞむ地磯で半日試し釣りをした結果、その難しさを痛感しました! 釣れるのは木っ葉グレばかり。規定寸法の25cmが遠い遠い。

何とかキーパーも引き出しましたが、こうすれば釣れるという手応えみたいなものは、あまりつかめませんでした。釣れるタイミングが刹那的で、本当に難しい。

まあ、試合本番でいきなりこの難しさを突きつけられれば、面食らうばかりですが、事前に分かっていれば、それなりの覚悟で挑めます。その感覚をつかめただけでも大きな収穫でした。

さあ、どんな結果が待っているのでしょうか? 本番では、この難しさに全力で立ち向かいたいと思います。