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最近の仕事から

2014年03月02日
アユや渓流のタモを専門的にリリースされている、シミズさんの2014年カタログが届きました。

昨年秋に紀州の河川に撮影に行き、フィールド写真と商品写真を組み合わせて、構成、デザインしました。

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メインユーザーであるアユ釣り師は、平均年齢が50歳前後と恐ろしく高齢なので、文字を大きくして、見やすいこと、理解しやすいことを心がけて制作しました。

私はあまり釣り道具にはこだわらない方なので、ぶっちゃけタモにはそれほど強い関心はなかったのですが、シミズさんで出されているアユタモを手に取ってみて、考え方が変わりました。

「テクノメッシュカーボスターソフト」という商品は、何と枠とハンドルが100%カーボンで一体成型された最軽量モデル。軽いだけではなく、センターバランスやデザイン性、ベルトへの差しやすさ、抜きやすさが徹底的に考え抜かれていて、惚れ惚れするようなアイテムでした。
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フラッグシップモデルなので、それなりの値段はしますが、道具にこだわるアユ釣り師なら、ぜひとも使ってみたいと思える一生モノのアイテムです。

私も仕事が完結した記念に、ミドルクラスのタモを購入させていただきました。

ところで、アユタモといえば、以前は細かな目をひとつひとつ編み上げた手すき網が主流でした。39cm枠で底面が1mm目のタモを編み上げるのに、職人の手で約40日かかるというから驚きです。

近年は機械網が台頭して、主流になりつつあります。シミズさんが衣料メーカーや衣料機器メーカーとタッグを組んで開発した、先進的なタモ専用網「テクノメッシュ」が、その代表例です。
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シャキッと張りがあってさばきがよく、アユのヌメリが取れにくい、ハリも引っ掛かりにくいと、いいことずくめのテクノメッシュ。まさに理想的なタモ網で、ユーザーも年々増えているようです。

相反して、手すき網のニーズは激減し、職人が一目一目丁寧に編み込んだタモ網は、今後、希少価値が高まり、近い将来、手に入らなくなるだろうとのことでした。

もし、手すき網のアユタモをお使いなら、川で流失しないように、大切に使われることをお勧めします。