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四万十川 尺アユ狙いの旅

2018年09月27日
9月23、24日の連休、『アユ友釣りREAL』『アユ友釣りREAL2』で出演していただいた下田成人さんと高知県四万十川へ行ってきました。

四万十川は、いわずと知れた四国の名川ですが、私と下田さんにとっては、3年前の9月に『アユ友釣りREAL2』撮影の舞台として訪れた思い出深い河川です。

海産大アユの実態を撮影するために、トロや瀬に潜り、様々なシチュエーションでのオトリの泳ぎや、28.8cmがヒットする瞬間をとらえるなど、実に手応えのある撮影ができました。

そんな思い出の名川に、次は撮影者としてではなく、釣り人として訪れたいと思い続けてきました。今回、その夢が叶うことになり、意気揚々と車を走らせました。



西日本の各河川は増水で釣りにならないところが多いなか、好釣果がささやかれる四万十川には全国各地から釣り人が押し寄せていました。

四万十川では「一人一瀬」という言葉がよく使われます。この言葉の意味は、釣り人が少ない割に惚れ惚れする瀬が連続する四万十川では、1カ所の瀬に釣り人が一人入っていれば、そこは遠慮して他の瀬で竿を出すのがマナーということです。

ところが、好釣果が続いている連休とあって、釣り人が多く、とても一人一瀬どころではありません。

ほかの釣り人を避けて、崖を下ったり、藪漕ぎしたりしながら、目星を付けた竿抜けポイントを目ざしました。

サラ場にオトリを放つと、面白いように目印が走り、二日間でかなりのアユを仕留めることができました。

平均サイズは24、25cm。最大は28cm。数は二人で25Lのクーラー満タン!



撮影目的で釣り場にはしょっちゅう行っているのに、自分で釣りする機会はめったにない“実釣欠乏症”のカメラマンである私にとっては、もう、こんなに釣れて釣れて大満足……。

な〜んて思われるかもしれませんが、本心ではまったくもって満足していません。

複合0.2号で、きつい瀬に走られドンブリ3回。

今回の旅は、かなり真剣に尺クラスを狙いに行ってました。昨年は徳島の吉野川で29.5cm止まりだったので、今年こそ尺をと意気込み、この9月に照準を絞っていました。

8月から九頭竜川に釣行して、ボテボテの良型アユを掛けて腕を慣らし、9月の四万十川で、尺に挑むつもりでした。

尺は掛かってくれていたかもしれない。

なのにバラしている。

なにしとんや、オレ。

悔しくて、釣りノートは反省と課題で埋め尽くされました。

 

でも、心臓をバクバクさせながら真剣勝負を挑みました。

急流に吸い込まれそうになりながら、川を泳いで渡り、誰もいない岩に立ち、最大級の集中力で白波立つ大岩の肩にオトリを滑り込ませ、ドカンときて竿がひん曲がり、足でついていけず、やられました。

軟らかい竿を使っている私は、フットワークで負けると為す術がありません。起伏の激しい岩盤で水底が見えにくい四万十川では、足の動きが半減することを身を持って知りました。

二日間、下田さんとともに、よく探し、よく歩き、よく掛けて、よく笑いました。

夜のキャンプでは、体がエネルギーを欲しているのか、肉ばかりをたらふく食べました。



久々に冒険的な釣りができました。

だから、夢は叶いませんでしたが、超絶的に楽しかった!

これが自分の釣りスタイルだと、つくづく思います。

普段、撮影に行くと何千枚もの写真を撮るのに、今回は、帰ってカメラのデータを取り込むと、たった17枚しか撮っていませんでした。

そのうちの半分は下田さんにお願いして無理矢理撮ってもらった、何でもない自分の写真です!



改めて、釣りと写真は両立できないなと実感しました。

のんびり楽しむ釣りは、もっと年老いてからでいいかな。