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ヘラが釣り人にアワセを入れさせている

2013年05月19日
『ヘラ管理池REAL』の制作が大詰めを迎え、毎日奮闘しています。釣り人、ウキ、仕掛けを連動させて撮影した膨大なデータを重ね合わせ、見るべきところ を精査し、水中で繰り広げられているREALを、できるだけ簡潔に、分かりやすく伝えられるように編集作業を進めています。

スローモーション、ストップモーション、リプレイなどを多用すれば、トップが一節入るだけのわずかなアタリから、驚くべきREALが見えてきます。0.5 秒にも満たない一瞬の出来事が、(釣り人が)釣るか、(ヘラが)釣られないかを決めているということを、まざまざと知ることができます。そんな一瞬を凝縮 したのが、このDVDです。カラツンの実態をこれほど緻密に伝える映像は、おそらくほかにありません。

GureFukaseRea
それにしても、舌を巻くのは、ヘラたちの巧みなハリ掛かり回避術です。ハリス0.5号、ハリ4号という繊細な仕掛けを、ものの見事に見切っていました。ヘラたちは「これは危険なもの」ということを、完全に理解しています。

ヘラにも、神経質なタイプと、鈍くさいタイプがいて、口に古傷のある用心深さがズバ抜けたヘラもいました。この古傷のヘラは用心深いくせに、大胆でもあり、ほかのヘラが警戒してダンゴに近付こうとしないときも果敢に接近してきます。

HeraKuchiKizu
で、じ?っとダンゴを観察して、ヤツなりにダンゴの攻略法(食い方)を分析したうえで、タイミングを見計らってサッと近寄って、瞬間的にダンゴをかんでハリだけを吐き出すという、手品のような芸当の持ち主でした。

少しIQの高いヘラの常套手段は、ハリ掛かりしにくい体勢でダンゴを吸い込んで、釣り人が空アワセを入れてから、抜け落ちたダンゴを悠々と食う、というも のです。ヘラなりのダンゴ攻略テクを駆使して、釣り人にアワセを入れさせてダンゴを食っている、そんなイメージです。なんだか、立場が逆転していません?